おとなのボクとボブ第173弾♪外国人風パーマを目指したら外国人になった♪
美容室で普通にできるヘアスタイルをご紹介をするコーナーです。
【重要:ギザギザのスキバサミは使わないので枝毛はできません。】
{(略)ボブという概念は肩~アゴ位の長さのヘアスタイルの意味}
長さを順番にすると【ロング>ミディアム>ボブ>ショートボブ>ショート】
◆いかにして柔らかな質感、手触りをパーマで作れるかがキーポイント
どんなに髪の毛が多くても年齢と共に髪が細くなっていってしまいます。
日々のヘアケアのヘッドマッサージで前頭筋(おでこを引き上げる筋肉)、側頭筋(咀嚼筋のひとつ)、後頭筋(頭皮を後ろに引っ張る筋肉)のこれらを引っ張る帽状腱膜(分け目など頭のてっぺんです、帽子だと思ってください)は筋肉がなく動きがない為、血行が悪くなりがちですのでココをマッサージして血行を良くしてあげる事が大事なんですよ~。
みなさん年齢問わず、頭のてっぺんの帽状腱膜はマッサージしてくださいね~
パーマの話に戻します。
パーマ液はもちろん薬剤ですので細くなってくる毛には薬剤設定も重要になってくるんです。
髪の毛は4つの結合があると言われていてパーマをするときに一番大切なシスチン(S-S)結合があって結合を切断して再結合することでパーマがかかる仕組みになっています。
切断と言うとびっくりしますが皆様が日々髪が濡れて乾く時も切断されて再結合している水素結合、イオン結合(弱酸性(等電帯)が良いと言われている所以)、ペプチド結合(薬剤によって加水分解されてしまう)
簡単に書いてもつまらなくなってしまうのでここでうんちく終わりです。笑
◆個人差のあるパーマのかかり具合はなんなのか
パーマがかかりやすかったり、昔よりパーマのかかりが弱くなってる気がするなど感じる方も多いんです。
それはパーマをかける時に必要なシスチン結合が弱かったり加齢や過度のカラーリングなどのダメージでそもそものシスチン結合が無くなって来てたり、少なかったりが原因なんでよ~。
今回A様、白髪染めをされていてカラーリングの頻度も3週間に一度になりダメージも出やすいコンディションになります。
熱をつかう形状記憶パーマ(デジタルパーマ、air wave、縮毛矯正も含む)
は髪の負担も考えて今回はなし。
髪のダメージに直接影響のないスチームを使い薬剤の浸透をよくしたり、髪もタンパク質で目玉焼きの柔らかい半熟状態を目指します。
ボクとボブ第143弾♪ウォッシュ&ゴー。目玉焼きとパーマの関係
欧米の方の柔らかい質感の自然なカール感を勝手に外国人風と思っているのですがあの柔らかい感じ、触ってみたくなる感じ、どーやってヘアセットしているんだろうみたいな、軽やかな質感を再現してあげたい。
白髪染めの頻度もあるので出来る限り熱を使わないで湯気の水分子の10万分の1小さな分子で薬剤の浸透の手助けをしてパーマ液の付着している時間を極力少なくして後で出てくるであろうダメージを抑えちゃうパーマをすることでお客様ご自身がパーマをかける前より髪質がよくなったの?(これは錯覚に近いのですが)と思っていただいたり、カラーリングで痛みを感じていた髪があれ?と外国人風な軽やかな質感と毎日触る髪だからこそ柔らかさも実感して頂きたいです。
お仕上がりが明るめの白髪染めとも良い相性の自然な外国人風な仕上がりになり、オシャレなワンピースで外国人になっちゃいました。
Aさんいつもありがとうございます。