ボクとボブ第210弾♪白髪染めを薄めて行く方法と頬骨がキーワードになるショートボブの美しい毛流れ
美容室で普通にできるヘアスタイルをご紹介をするコーナーです。
【重要:ギザギザのスキバサミは使わないので枝毛はできません。】
{(略)ボブという概念は肩~アゴ位の長さのヘアスタイルの意味}
長さを順番にすると【ロング>ミディアム>ボブ>ショートボブ>ショート】
◆襟足に抜ける軽さと美しい毛流れ
ショートボブスタイルは色々な挑戦ができるヘアスタイルでもあります。
・頭の何処に丸さがあった方が良いか
・耳掛けなど耳周りはどの位の長さが良いか
・前髪と顔周りは頬骨がキーワード
・襟足の肌に透けるなじみ加減で軽さが変わる
・全体の毛先の軽さと毛束感
短いスタイルのショートボブだからこそのオーダーメイドヘアカットになってきます。
いくつかの△三角形を組み合わせて作っていきます。
重たくする箇所は三角形を2個つくり四角形に
軽くしたい所は頂点をより際立たせる二等辺三角形を
重さ均一に吸収できるように正三角形でしっかりした土台を作ったりしますおい!!何言ってるか全然わからないんですけど~~~
ヘアカット技術でのテクニックをあちこちに組み合わせてヘアカットしていきます。
パズルの様なヘアカットです。
ここをこうして、こっちはこうして、こうなるとここがダメだから、ダメなところは全体のバランスをみてからにして、やっぱりここが重いかで修正していきます。
お料理に似ているかもしれませんよ~
これは酒で下味、こっちは塩こしょう、甘みも必要だからみりんや砂糖も、この程度火を通しておいて、必要なら追加で醤油を足す。
なんとなくヘアカットのライブ感をお料理で感じていただければ。笑
◆ヘアカラーリングとヘアカットの相乗効果もあり白髪染めを薄めていく
Yさんと相談して染める頻度を少なくして行こうかと段々とグレイカラー(白髪染め)を明るくしていき脱色剤のブリーチでハイライトも入れつつ全体の明るさを増してsiragaが伸びてきても気にならなくなる様にヘアカラーを微調整していきました。
ヘアカラーリングでのムラをなくすため徐々に薬剤の比率を変えていきました
A青みのある明るいアッシュ
B白髪も染まる暗めのブラウン(白髪染め)
C深みのあるダークブルー(より赤味を消す為に足しています)
A:B+Cの3種類の薬剤を1:1+0.1からはじめていき4:1+0.1と薬剤を段々とAの明るい色合いに以降していきました。
急に色味を変化させてしまうとどうしてもブリーチ(脱色剤)などで髪に残留している色素を抜く為に強い薬剤を使う必要がありデメリットも大きくなってきてしまいます。
髪の負担を考えてご来店時に徐々に白髪染めを薄めていく行程でスジ感のあるブリーチでのハイライトを組み合わせる事で更に明るさも保ててより自然な明るい白髪ぼかしが完成していきます。
あくまでも急がずに髪の色落ちを見ながら少しずつ明るい髪へ移行していくことでダメージを少なく出来てムラがなく白い子が伸びてきてもコントラストがより馴染んでストレスの軽減に繋がり綺麗なヘアスタイルをキープできます。
明るいヘアカラーでも白髪染めを多少でも加える事で髪のメラニン色素の役目を果たしてくれますので色持ちも良くなるのでアレルギーなど無い方は多少白髪染めを混ぜる事もご提案させて頂いています。
ヘアカラーリングも白髪染めも基本的には同じになり白髪染めにパラフェニレンジアミンというアレルギーの指定成分がありそれによりアレルギー反応を起こす事があります。
かゆかったり・頭皮の腫れ・目の腫れ・湿疹や赤味などがあります。
希に呼吸困難も起こるとなっていますがヘアカラーのアレルギーでそこまでは特殊な例になりますのでその場合は即時皮膚科に行きましょう。
Yさんいつもありがとうございます