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2024/10/08 BLOG

ボクとボブ第204弾♪ひし形ショートボブの軽さの秘密。見えている量+伝わる振動+切っている音

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美容室で普通にできるヘアスタイルをご紹介をするコーナーです。
【重要:ギザギザのスキバサミは使わないので枝毛はできません。】
{(略)ボブという概念は肩~アゴ位の長さのヘアスタイルの意味}
長さを順番にすると【ロング>ミディアム>ボブ>ショートボブ>ショート】

◆ひし形ショートボブはヘアカットのテクニック満載なスタイル
すっきりとしたショートボブスタイル。
・くびれのある首元
・欲しいところにある後頭部の自然な丸み
・耳周りのすっきり感だったりトップ(頭のてっぺん)の軽さ
・毛先の軽やかさ
・少し遊びのあるこなれたアシンメトリー感
見所が満載で素敵なヘアスタイルなのですがこれだけでも玉手箱みたいな感じになりますね。
くびれさせる事でへアスタイルにメリハリが出てきて立体的になります。
頭の丸さをより綺麗に見えるようになり手ぐしをしてスタイリング剤をつけるとより束感がでてくれます。
耳周りは耳に掛けても良いし膨らむ箇所は梳くこと(髪の量を減らす)でよりすっきり。
全体的に毛先の軽やかさが繋がってアウトラインにす~っと抜ける軽さ。
分け目を利用してこなれたアシンメトリー感でスタイリングで毎日ウキウキする。
ふんだんに魅力的なヘアスタイルのひし形ショートボブです

◆ヘアスタイルに機能性と持続力を持たせる内側に秘密のカット
ヘアスタイルには長さの他に軽さと重さで印象がぐっと変わってきますよね。
今回は丸さや軽さを出したい箇所の内側に注目していきます。
軽さを出す時は短い髪を作るか髪を梳く(減らす)事になるのですがそれだけだとどうしても髪全体の水分量が保てなくなって艶感が失われてしまって細くなってきた髪がパサついてしまったりしてスタイリング剤などを多くつけてしまって、ベタッとした質感になってしまう場合があります。
そんな思いをして欲しくないので更に突っ込んだカットの説明になります。
軽くしたい部分の見えない内側に空間を作っています。
食べ物の竹輪の空間だったりドーナツの丸い穴だったりシャンプーの泡の気泡の様に何もない空間と作ってあげます。
何もない空間=穴=わざと短い箇所と作る=これもツーブロックの一種
こんな感じになっています。
敢えて無の空間をつくる事で表面が引き立ちます。
見えていない内側に短い髪を作り表面に髪を被せている状態になっています。
さりげなく、あくまでも自然に、ほどほどになんだけれど思い切って短い髪があったりします。
写真をズーム頂くと細かく短い髪が少し見えますかね。笑
よ~く見て頂くとスムーズに首元に繋がる襟足も細かく短い髪の毛がふんだんにちりばめられています。ハサミを何回開閉しているんだろう~。
感覚的なものになるのかもしれないのですが、見えている髪の量とハサミに伝わる振動と音でヘアカットします。
見えている量+伝わる振動+切っている音=質感
濡れている髪か乾いている髪かでも随分変わってきます。絶対音感はないです。笑
以前絶対音感のある方に聞いた時はそのお客様を乾いた髪を切っている時はファorソかな~と教えて頂けました。
ヘアスタイルの画像を色々見ている時にこのスタイルの内側の見えない箇所はどーなっているんだろうと思って見てみると美容師になれるかもしれませんよ~

Wさんいつもありがとうございます